アンコール遺跡>バンテアイ・サムレ遺跡

バンテアイ・サムレ遺跡は12世紀初頭、スールヤヴァルマン2世によって建てられたそうです。ヒンドゥー教ヴィシュヌ派の寺院です。アンコール遺跡にはシバ派の寺院が多いので、珍しいですね。

高い塀に囲まれた、比較的こじんまりとした寺院で、かつては塀の外側に環濠があったようです。保存状態もなかなか良く、小規模ながら美しい寺院遺跡です。

バンテアイ・サムレ

中に入って驚くのは張りめぐらされた回廊と、残された祠堂や塔門の状態の良さです。

バンテアイ・サムレの内部

美しい彫像やレリーフはあまりありません。また、他の遺跡に多いデバター(女神)像もここでは見かけません。ただ、建物の美しさはぴか一かもしれません。

バンテアイ・サムレの建物

またもう一つのぴか一は、東門の外にある、旧参道のテラスのシンハ(獅子)像のお尻のカーブの可愛さかもしれません。

バンテアイ・サムレの獅子像

アンコール遺跡ツアー

シュムリアップ発のアンコールワット、バイヨン、タプロムなどを周るツアーは数多くあります。主に英語のツアーだと思いますが、自分で周るよりも効率よく、またガイドさんの案内があると、アンコールワット周辺の遺跡への理解も進み、お勧めです。

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