アンコール遺跡>アンコールワット

アンコールワットはカンボジアの国旗にも描かれているカンボジアのシンボルです。カンボジアの首都がどこかを知らない人がいたとしても、アンコールワットの名前を知らない人はいないかもしれません。

アンコール・ワットは12世紀初頭、スールヤヴァルマン2世の時に建てられたヒンドゥー教の寺院です。写真で見ると、樹海の上にそそり立つような印象がありますが、実際には周囲の敷地が相当広いため、アンコール・ワット近くまで行かないと、視野には入って来ません。

アンコールワットは、大きな環濠の中に周壁に囲まれた寺院のエリアがあり、その中にさらに三つの回廊が中央祠堂を取り巻くという構造をしています。とにかく大きく、ゆっくり周っていると、アンコールワットだけで1日かかってしまいそうです。下の写真は西の参道から見上げたアンコール・ワット中央。西塔門に付属するテラスは修理中です。

アンコール・ワット

第一回廊から中へ入っていくと、状態の良いデバター(女神)のレリーフがいくつもあります。それぞれのデバターには実在のモデルがいて、そのためすべてのデバターの表情が異なっているのだとか。

アンコール・ワットのデバター

第二回廊を抜けると、塔が立ち並ぶアンコール・ワットの第三回廊が目の前に現れます。第三回廊には、12歳未満の子どもなどは登ることができません。

アンコール・ワットの第三回廊

第三回廊に登って見上げる塔はこんな感じです。

アンコール・ワットの第三回廊上

アンコール・ワット第三回廊のデバター。一部破損していますが、それぞれのポーズがすべて異なっています。

アンコール・ワット第三回廊のデバター

第三回廊から降りてきて、第二回廊を抜けたところにある、アンコール・ワットの沐浴場の跡。4つの沐浴場が田の字型に並んでいます。参拝者が身を清めるのに使われたのでしょうか。

アンコール・ワットの沐浴場

そして、第一回廊をぐるりと取り巻く、レリーフ。圧巻です。西面の南側にはインドの叙事詩マハーバーラタ。北側にはラーマーヤーナが彫り込まれています。南面西側にはクメール王スールヤヴァルマン2世の行軍の様子、東側には天国と地獄。東面の南側には乳海攪拌の図、北側にはヴィシュヌ神と阿修羅の戦い。北面東側にはクリシュナと阿修羅の戦い、西側には神々の戦いの図。とても紹介しきれるものではありませんから、ご自分の目で確かめてください。

ちなみに下のレリーフは、ラーマーヤーナの一場面で、ハヌマーン率いるサル軍と悪魔ラーヴァナの軍勢との戦いの図です。

アンコール・ワット第一回廊のレリーフ
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